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円高?円安?──為替レートでこんなに違う!SCHDの「買いどき」を120円・140円・160円で比べてみた

こんにちは! Tactooです☆
「株価ばかり気にしていたら、ドル円が動いて損しちゃった…」。そんな経験はありませんか? 
米国ETFの SCHD を円で買う私たち日本人にとって、実は為替レートこそ“隠れた決定打”

たとえば同じ株価100ドルでも、1ドル=120円なら1万2,000円、160円なら1万6,000円と、
円換算の購入コストは4,000円も変わってしまいます。

そこで今回の記事では「120円・140円・160円」の3つの為替シナリオを設定して・・、
①一括購入と②毎月積立(ドルコスト平均法)の合計投資額と受取配当の違いをやさしくシミュレーション。

さらに、為替ヘッジ不要で“実質円高”をつくる簡単ワザや、
両替コストを最小化するSBI証券×住信SBIネット銀行の組み合わせまで解説します。

経済ニュースが苦手な人でも「円高・円安でどう動くと得か?」がすぐわかる内容なので、
SCHDデビューしたばかりの方もぜひチェックしてください!

目次

為替が動くといくら違う? ── 3つのドル円シナリオを可視化

120円・140円・160円の円コスト比較

SCHD を買うとき、多くの方は「株価が高いか安いか」に目を奪われがちですが、日本で暮らし日本円で給与を受け取る私たちにとっては、為替レートこそが“もう一つの株価”です。ここではあえて株価を100ドルに固定し、為替レートだけを120円・140円・160円という現実的な3水準に切り分けてみました。
 
たとえば1ドル=120円の場面なら1株は12,000円、140円なら14,000円、160円なら16,000円です。数字だけ見ると小さな違いのように感じますが、「100株まとめて買いたい」と考えると、120万円/140万円/160万円となり、実に40万円の差が出ます。つまり為替レートが動くだけで、株価が40%上がったのと同じほど投資コストが跳ね上がる可能性があるわけです。
 
2020年以降のドル円は102円から152円まで振れました。わずか数年で50円幅もの変動が起きた事実は、「円安は一方向に進むものではなく、円高への揺り戻しも必ず来る」という教訓を示しています。

「1株」「10株」「100株」で見る購入コストの開き

1株あたり4,000円の差は小さく思えても、買い付ける株数が増えるほど雪だるま式に拡大します。10株なら4万円、100株なら40万円、1,000株なら400万円です。配当利回りを3.5%とすると、100株なら年配当3.5ドル×100株=350ドル。これを120円で円転すれば42,000円、160円で円転すれば56,000円。円安で配当額は増えますが、元を取るまでに要する時間も伸びてしまいます。
 仮に40万円の差額を配当差額14,000円/年で埋めると約28年。本来は複利で短縮されるものの、「為替だけで配当数十年分を先払いしてしまうかもしれない」という事実は重いです。購入前に「円建てコストをいかに抑えるか」は必ず確認したいポイントになるでしょう。

実質利回りはどう変わる? 配当3.5%シミュレーション

SCHD の実績分配利回りは3.0~3.8%前後で推移しています。ここでは3.5%でシミュレーションします。株価100ドルに対し年間配当は3.5ドル。120円で円転すると420円、160円なら560円。円安下では配当金の「円建て金額」が増えますが、同時に購入コストも増えるため、回収期間は長くなりがちです。
 
また、配当はドルで入金され特定口座の場合は再度円転すると為替差益課税がかかります。購入時より円安で配当を円転すると、その差益が20.315%課税対象です。円高で購入→円安で配当円転なら増えたドル分を税金で削られる可能性がある一方、ドルのまま再投資するなら為替差益課税は回避できます。つまり「ドルのまま配当を持ち続ける」か「円で使うか」を事前に決め、税制を踏まえた出口戦略を描いておくことが重要です。

一括購入 vs. 毎月積立 ── 投資タイミング別のメリット・デメリット

一括派:円高チャンスに全力投球する戦略

一括購入の最大の利点は、円高局面で大量にドル転すれば平均買付単価を劇的に下げられることです。たとえば「1ドル=120円以下になったら200万円分を一気にドルへ替える」と決めておくと、狙いどおりの価格で集中投資できます。
 
一方、円高を待っている間に株価が上昇する、あるいは円安がさらに進行していつまでも買えない、といった機会損失リスクがあります。2008年リーマンショック時の円高でも「怖くてドル転できなかった」という声は多く、精神的プレッシャーも無視できません。さらに新NISAの成長投資枠は年240万円ですから、1年で使い切ると翌年まで非課税枠が空きません。この点も計画的に資金を配分する必要があります。

積立派:ドルコスト平均法でブレをならす戦略

毎月一定額を機械的にドルに替え、そのまま SCHD を買い付ける方法です。ドル高でもドル安でも口数を買い進めるため、平均買付単価が滑らかになる効果があります。ニュースを逐一チェックしなくても投資の習慣化ができる点、心理的ストレスが少ない点がメリットです。
 
しかし、120円台の円高が来ても同じ金額しか買わないため、チャンスを最大化できません。また、円高局面で「思い切って追加資金を投じる」判断ができないと、単に機会を見送る結果になりかねません。積立派は、あとで説明するハイブリッド戦略で柔軟性を補うとより強固になります。

ハイブリッド派:円高時に上乗せする応用テク

ハイブリッド戦略は「平常時は積立、円高が一定ラインを割り込んだら追加投資」という合わせ技です。例えば「毎月3万円を積立」「ドル円が125円を割り込んだら別途10万円をドル転し一括買い」といったルールを最初から決めておくと、感情に流されず理性的に追加投資できます。ルールを紙に書き、為替アラートや逆指値で自動発注を仕掛けておくと、忙しい方でも実行しやすいでしょう。

コストを1円でも下げる! ── 両替・手数料・税金の節約術

SBI証券×住信SBIネット銀行のドル購入コスト比較

SBI証券で直接円→ドル転を行う場合、手数料は片道0.25円/ドルです。一方、住信SBIネット銀行で外貨普通預金を経由すると手数料は0.04円/ドルになります。1万ドルを両替する場合、SBI直接なら2,500円、住信SBIなら400円です。差額2,100円は配当約1年分に匹敵するケースもあるため軽視できません。さらに外貨積立サービスを活用すれば0.02円/ドルまで下げられる場合もあります。

為替手数料0.25→0.04円に下げる具体的ステップ

 (1) 住信SBIネット銀行で外貨普通預金口座を開設します。
 (2) スマホアプリまたはPCサイトで「外貨買付」を選択し、円→ドルを両替(手数料0.04円/ドル)します。
 (3) SBI証券サイトの「外貨入金」でドルを無料振替し、そのまま SCHD を買い付けます。
 自動積立の設定も簡単で、毎月の買付日・買付額を指定しておくだけでOKです。

為替ヘッジは必要? 不要? コストの真実

 「為替変動が怖いからヘッジ付が安心」という声は多いものの、ヘッジコストは年0.4~0.8%が相場です。SCHD の配当利回りが3.5%の場合、ヘッジ料0.6%を引いた実質利回りは2.9%に低下します。さらにヘッジコストは金利差が拡大すると上がる傾向があるため、利上げ局面ではコスト増がリターンを削る懸念もあります。

長期で円高サイクルが来る可能性を許容できるなら、ヘッジなし+ドル配当再投資の方が複利効率が高くなるケースが多いです。逆に老後生活費として“円建てキャッシュフロー”を確保したい場合は、ヘッジ付投信も選択肢になります。ライフプランに合わせて最適解を選びましょう。

NISA枠と特定口座、どちらで買うと有利?

新NISAの成長投資枠で SCHD を持つと、国内課税はゼロになり、米国源泉税10%のみが控除されます。特定口座だと配当20.315%が引かれたのち、円転時に為替差益課税が課される二重課税状態に近づきます。配当重視の ETF においては「非課税で受け取って再投資する」効果が大きいため、まずは成長投資枠を埋めるのがセオリーと言えます。

また、NISA口座の年間240万円枠を超える分だけ特定口座で積立する方法なら、「配当非課税+課税口座の分配金はドルのまま再投資」というハイブリッドも可能です。自分の可処分所得に合わせて比率を調整してみてください。

まとめ

ドル建てETFである SCHD を日本円で買う僕たちにとって、為替レートは「もう一つの株価」と言っても過言ではありません。株価が横ばいでも、120円→160円へ円安が進めば投資コストは40%上昇し、配当を何年分も先払いしてしまう可能性があります。

買付タイミングの戦略は大きく「円高一括」「毎月積立」「ハイブリッド」の3種類です。円高一括は平均買付単価を劇的に下げられる一方でタイミングを逃すリスクがあります。毎月積立は心理負担が軽く平均化効果が高いものの、超円高のチャンスを最大化できません。ハイブリッドは両者の長所を組み合わせ、ルール化によって感情を排除するのがポイントです。

コスト面では、住信SBIネット銀行経由で手数料を0.04円/ドルまで下げ、新NISAの成長投資枠で配当非課税メリットを最大化するのが定石です。為替ヘッジは利回りを押し下げるため、長期で複利を重ねるなら基本的にヘッジなしを選び、ドル配当を再投資して複利の雪だるまを大きくする戦略が有利になりやすいでしょう。

この記事で取り上げた「120円・140円・160円シナリオ」や「一括/積立の損益分岐」を参考に、ご自身の投資スタイルとライフプランに合った為替コントロール術を見つけてください。

このブログでは今後もドル円レート、SCHD の基準価額、分配金動向をウォッチし、「いま本当に買い場か?」を数字で検証してまいります。

今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました!

あなたのTactooooでした☆

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この記事を書いた人

奥川 タクト (Tactoo)のアバター 奥川 タクト (Tactoo) フリーランスライター WEBライティングプロ所属

日本橋兜町の喧騒の中で、現在の妻に出会いました。 むかしの伊仏映画「太陽はひとりぼっち」のワンシーンのようでした笑 お互いに投資という共通の話題を持つことで「お金」がふたりの人生の大きなテーマになりました。僕は高配当株式投資にハマり、この5年間 タイミング投資の勉強と実践を重ねてきました。
投資の世界に関わっていますが、本業は、社会(裏?)やビジネスなど世の中の出来事や未来予測などをみんなに伝えているライターです。
SBI証券がSCHDを取扱うと知り、胸がトキメキました。これまで蓄えてきたタイミング投資の知識や経験を活かして、多くの人にETFの魅力やリスクなどオモシロ楽しく お伝えしたいです。投資は誰にとっても身近で、人生に豊かさ&彩りをもたらすものと感じられる情報を届けたいです。みんなの「難しそう」を「やってみたい」に変える! それが僕の使命。。かも!

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