こんにちは!Tactoooooです!
SCHDへの投資と配当株投資をただひたすら研究するこのブログでは、これまで米国ETF「SCHD」の魅力や運用戦略を深掘りしてきましたが、今回は禁断の(?)日本版SCHDに焦点を当てます。
2025年2月7日に設定された「楽天高配当株式日本ファンド(四半期決算型)」は、ダウジョーンズ日本配当100インデックスに連動し、トヨタやソフトバンクなどの大型株を中心に構成されています。
過去10年間でトピックスを上回るリターンを記録しており、配当利回りは約3.6%と魅力的ですが、信託報酬0.27%や中小型株の不足といった課題も見逃せません。
今回の記事では、日本版SCHDが「なしよりの妥協案」として評価する理由(Tactooの個人的見解)や、ポートフォリオに組み込む際のポイントを解説します。
高配当株投資の新たな選択肢として、このファンドがどのような価値を提供するのか、高配当投資家目線で徹底分析していきます。
日本版SCHDの概要と特徴
日本版SCHDとは?
- 正式名称: 楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)
- 設定日: 2025年2月7日
- 対象指数: ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス
- 信託報酬: 0.297%
- 分配金: 年4回(3月、6月、9月、12月)
- 販売会社: 楽天証券
日本版SCHDは、米国で人気の高配当ETF「SCHD」の運用コンセプトを日本市場に適用した投資信託です。このファンドは、ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスに連動し、安定した配当実績を持つ日本企業100社を投資対象としています。構成銘柄にはトヨタやソフトバンクといった大型株が多く含まれており、上位10銘柄で全体の約38%を占める集中投資型の特徴を持っています。
特徴と評価
過去のパフォーマンス
日本版SCHDが参照する「ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス」は、過去10年間でトピックス(TOPIX)を約3.1倍上回るリターンを記録しており、キャピタルゲインの面でも期待されています。
配当利回り
現在の配当利回りは約3.6%と比較的高水準ですが、信託報酬(0.297%)を差し引くと実質的な利回りはやや低下します。それでも、安定した配当収益を求める投資家にとっては魅力的な選択肢といえます。
課題
- 中小型株の不足: 構成銘柄が大型株に偏っており、中小型株が少ないため、分散効果が限定的です。
- 景気敏感株への偏り: 景気循環に影響を受けやすいセクターが多く含まれている点がリスクとして挙げられます。
Tactooが感じたこと
日本版SCHDは、大型株を手軽に運用したい投資家にとって魅力的な選択肢であり、特に安定した配当収益を重視する人に適している気がします。しかし、信託報酬がやや高めである点や、構成銘柄の偏りといった課題も存在しますね。そのため、分散投資を重視する投資家や中小型株へのエクスポージャーを求める人には、補完的な投資戦略が必要かもしれません。

日本版SCHDのメリットとデメリット
日本版SCHDは、安定した配当収益を得たい投資家にとって魅力的な選択肢であり、特に大型株を手軽に運用したい人に適しています。しかし、信託報酬の高さや構成銘柄の偏りといった課題も存在するため、他のファンドとの比較や補完的な投資戦略を検討することが推奨されます。ここでは、メリットとデメリットを挙げてみますね。
メリット
- 高配当の日本株に分散投資可能
日本版SCHDは、日本市場の高配当銘柄100社に分散投資する仕組みを採用しています。これにより、個別株を選定・管理する手間を省きつつ、安定した配当収益を得ることが可能です。特に、財務健全性や配当実績を重視した銘柄選定が行われているため、リスクを抑えた運用が期待できます。 - 分配金を年4回受け取れる
このファンドは四半期ごとに分配金を支払う仕組みを採用しており、3月、6月、9月、12月に定期的なインカムゲインを得ることができます。これにより、安定した収入源として活用できるため、特に退職後の資産運用や生活費補填を目的とする投資家にとって魅力的です。 - 過去のパフォーマンスが良好
日本版SCHDが連動する「ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス」は、過去10年間でトピックス(TOPIX)を約3.1倍上回るリターンを記録しています。この実績から、配当収益だけでなくキャピタルゲイン(値上がり益)も期待できるファンドといえます。
デメリット
- 信託報酬が高い
日本版SCHDの信託報酬は年率0.297%と設定されており、類似の高配当ファンドと比較するとやや割高です。例えば、SBI証券が提供する「SBI日本高配当株式ファンド」の信託報酬は0.099%と非常に低く、コスト面での競争力に欠ける点が課題です。 - 構成銘柄の偏り
このファンドは大型株に集中しており、上位10銘柄で約38%を占める構成となっています。そのため、中小型株が少なく、景気敏感株への依存度が高い点がリスクとして挙げられます。景気変動の影響を受けやすいセクターが多いことから、分散効果が限定的である可能性があります。 - 配当利回りの実質低下
現在の配当利回りは約3.6%とされていますが、信託報酬を差し引くと実質的な利回りはさらに低下します。この点は、配当収益を重視する投資家にとって注意が必要です。特に、長期的な運用を考える場合、コストの影響がリターンに及ぼす影響を十分に理解する必要があります。

ポートフォリオへの組み込み方
日本版SCHDは、日本市場の高配当銘柄に分散投資できる投資信託であり、安定した配当収益と中長期的な値上がり益を狙うことができます。このファンドをポートフォリオに組み込む際には、以下の運用方法を検討することで、リスクとリターンのバランスを最適化できます。
推奨される運用方法
- 日本版SCHDをポートフォリオの一部に組み込む
日本版SCHDや類似ファンド(例: NF日経高配当50ETF)をポートフォリオの10~25%(当たり前ですが個々の状況や目標に応じて調整する必要あり)に組込むことで、大型株の安定性を確保できます。これらのファンドは、財務健全性が高く、安定した配当実績を持つ企業を中心に構成されているため、景気変動の影響を受けにくい特徴があります。特に、長期的な資産運用を目指す場合、大型株の割合を増やすことでポートフォリオ全体の安定性を向上させることが可能です。 - 中小型株中心のオリジナルポートフォリオを構築
残りの資産は中小型株を中心に個別株投資を行うことで、分散効果を高めることができます。日本版SCHDは大型株に偏りがあるため、中小型株を補完的に組み込むことで、ポートフォリオ全体のバランスを改善できます。中小型株は成長性が高い一方でリスクも伴うため、慎重な銘柄選定が必要です。例えば、業績が安定している企業や市場シェアを拡大している企業を選ぶことで、リスクを抑えつつリターンを狙うことができます。 - 分配金の活用
日本版SCHDは年4回の分配金を支払う仕組みを採用しており、この分配金を再投資することで複利効果を最大化できます。分配金を再投資することで、資産の成長を促進し、長期的な資産形成を目指すことが可能です。特に、分配金を再投資する際には市場の状況を考慮し、ドルコスト平均法を活用することで、購入価格の変動リスクを軽減できます。
具体例 (参考になるかな・・)
以下は、日本版SCHDをポートフォリオに組み込む際の具体例です。
- 大型株運用: 日本版SCHDをポートフォリオの30%に組み込み、安定した配当収益と値上がり益を狙います。これにより、ポートフォリオ全体の安定性を確保できます。
- 中小型株運用: 残りの70%を中小型株に分散投資します。例えば、成長性が高いセクター(例: テクノロジーやヘルスケア)を中心に銘柄を選定し、リスクとリターンのバランスを調整します。
- 分配金再投資: 日本版SCHDから得られる年4回の分配金を再投資し、資産の成長を促進します。再投資先としては、ポートフォリオ内の中小型株や追加の高配当ファンドを検討することで、複利効果を最大化できます。
日本版SCHDは、大型株の安定性を確保しつつ、分配金を活用して資産形成を目指す投資家にとって有力な選択肢です。一方で、大型株に偏りがあるため、中小型株を補完的に組み込むことで、ポートフォリオ全体のバランスを改善することが推奨されます。分配金の再投資を活用することで、長期的な資産成長を促進し、複利効果を最大化することが可能です。
国内高配当ファンドとの比較
日本版SCHDは、日本市場の高配当株に投資する新しい投資信託として注目されていますが、類似する他の国内高配当ファンドと比較することで、その特徴やメリット・デメリットをより明確に理解できます。以下では、日本版SCHD、NF日経高配当50ETF、SBI日本高配当株式ファンドの主要項目を比較し、それぞれの強みと弱点を解説します。
| 項目 | 日本版SCHD | NF日経高配当50ETF | SBI日本高配当株式ファンド |
|---|---|---|---|
| 信託報酬 | 0.27% | 0.19% | 0.12% |
| 配当利回り | 約3.6% | 約3.5% | 約3.4% |
| 分配金回数 | 年4回 | 年4回 | 年4回 |
| 構成銘柄の偏り | 大型株中心 | 大型株中心 | 中型株も含む |
| 過去のパフォーマンス | トピックスを上回る | トピックスを上回る | トピックスと同程度 |
日本版SCHDの特徴
日本版SCHDは、ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックスをベンチマークとし、財務健全性や配当成長率を重視した100銘柄で構成されています。このファンドは、信託報酬が0.27%とやや高めですが、配当利回りが約3.6%と競争力があり、過去のパフォーマンスではトピックスを上回る実績を示しています。
ただし、構成銘柄が大型株に偏っているため、中小型株の不足が目立ちます。この点は、ポートフォリオ全体でバランスを取る必要があることを示唆しています。特に、成長性のある中小型株を補完的に組み込むことで、リスク分散とリターンの向上が期待できるでしょう。
NF日経高配当50ETFの特徴
NF日経高配当50ETFは、日経平均株価の高配当銘柄50社を対象としたETFで、信託報酬が0.19%と低コストで運用されています。配当利回りは約3.5%と日本版SCHDに近い水準ですが、構成銘柄が大型株中心である点は類似しています。
また、過去のパフォーマンスではトピックスを上回る実績を持つものの、銘柄数が少ないため分散効果は限定的です。そのため、ポートフォリオ全体でのリスク管理がとても重要となり目に見えないコストは大きいと言えます。
SBI日本高配当株式ファンドの特徴
SBI日本高配当株式ファンドは、信託報酬が0.12%と最も低コストで運用されている点が大きな魅力です。配当利回りは約3.4%とやや控えめですが、中型株も含む構成銘柄の多様性が特徴であり、分散効果が高いファンドと言えます。
過去のパフォーマンスはトピックスと同程度であり、安定性を重視する投資家に適しています。ただし、配当利回りや増配率の面では日本版SCHDやNF日経高配当50ETFに劣るため、目的に応じた選択が必要です。
比較による運用のポイント
日本版SCHDは、信託報酬がやや高いものの、配当利回りや過去のパフォーマンスでは競争力があります。一方で、大型株に偏った構成銘柄の特徴から、中小型株を補完的に組み込むことでポートフォリオ全体のバランスを取る必要があります。
NF日経高配当50ETFは低コストで運用できる点が魅力ですが、銘柄数の少なさが分散効果を制限しています。SBI日本高配当株式ファンドはコスト面で優れており、中型株を含む構成銘柄の多様性が特徴ですが、配当利回りや増配率の面では他のファンドに劣る場合があります。
投資家は、自身のリスク許容度や投資目的に応じてこれらのファンドを選択し、必要に応じて個別株や他のファンドを組み合わせることが推奨されます。

まとめ
日本版SCHDは、大型株を中心に手軽に運用したい投資家にとって、非常に魅力的な選択肢と言えます。このファンドは「ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス」に連動しており、安定した配当収益を確保しながら、中長期的な値上がり益を狙える点が評価されています。
特に、分配金が年4回支払われる仕組みは、定期的な収入を求める方にとって嬉しいポイントでしょう。
ただし、信託報酬が0.297%とやや高めであることや、構成銘柄が大型株に偏っている点は注意が必要です。
高配当株投資は「入り口が難しく出口が簡単」と言われることがありますが、これはまさにその通り・・。
最初にどの銘柄やファンドを選ぶかが肝心で、その後は比較的安定した運用が期待できます。
日本版SCHDをポートフォリオの一部として組み込むことで、安定したインカムゲインを得ることが可能ではありますが、大型株偏重の性質上、成長性を求める場合には中小型株への分散投資を併用するのが賢明に資産成長のバランスを維持できるでしょう
当たり前ですが、投資は「戦略」がすべてです。
日本版SCHDを活用する際には、自分の投資目標を明確にし、丁寧に取り組む姿勢が重要です。
配当収益を再投資することで複利効果を最大化する方法も検討する価値はありますし、新NISAを活用すれば分配金が非課税になるというメリットも見逃せません。
こうした制度を上手に活用しながら、長期的な成果を目指していきたいですね。
高配当投資は一歩ずつ進めるもの・・焦らずに着実に取り組むことで、未来の資産形成に繋げることができるはずです。(これがTactooが愛する高配当投資の極意?)
日本版SCHDは、安定した配当収益を求める方にとって、まさに「手堅い選択肢」。
その一方で、課題もあるため、他の投資対象と組み合わせて運用することで、より効果的な資産形成が可能になります。投資の世界は奥深いですが、しっかりと情報を集め、戦略を練ることで、あなたの目標に近づけるはずです。
これからも一緒んに頑張っていきましょう♪
あなたのTactooooo★でした!



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